千葉県印西市といえば「住みよさランキング」に長年上位にランクインするベッドタウンである。
隣の八千代市に住んでいるのでよく行くのだが、新しい家がバンバン建っていて勢いがすごい。
街なかにはイオンもコストコもジョイフル本田(ホームセンター)もあるし、それらがみなばかでかい。
アメリカの街のようである。
しかし今回はそんな「でかさ」とは一味違う推しスポットを紹介したい。
ずばりこれである。
なに?どうした?という声が聞こえてきそうだ。
一旦ズームしますね。
ツタまみれになったショベルカーである。
もうハンパなく生い茂っている。
かろうじて運転席が見えるくらいで、キャタピラはもちろんアーム部分までしっかりとツタに覆われているのだ。
ここは八千代市から印西市に抜けるのによく使われる道で、通るたびにこれが目につく。
なにしろこのショベルカーが位置するのはこんなところなのだ。
真ん中に小さく見えるのがショベルカー。
周りはもうなんにもないのだ。比喩ではなく。
広大な原っぱの中にポツンとあるのでやたらと目立っている。
しかもその姿はツタの生命力を感じずにはいられないのだ。
また、ツタの生い茂り具合で季節の移ろいを感じることも出来る。ストリートビューで過去の姿を振り返ってみよう。
5月(2019年)。キャタピラ部分をツタが侵食し始めている。
8月(2021年)。アームにまでツタが伸びている。
このあと、冒頭に貼ったように全体にツタが茂りに茂る。
12月(2022年)。ツタが枯れてアーム部分があらわに。キャタピラ部分はまだ枯れたツタに覆われている。
このように、季節によってショベルカーが見えたり見えなかったりするのだ。
一期一会のショベルカーなのである。
ちなみにストリートビューでしのいでいるのは、この道路はほとんど歩道がなく車通りも多いため、徒歩や自転車で近づいて写真を撮るのが難しいためである。
先日たまたま信号待ちでベストポジションで車が止まったので、今回ツタで覆われたショベルカーを撮影することが出来た。
奇跡の一枚だったのである。
八千代から印西に抜けることがあれば、奇跡のツタまみれショベルカーを見てもらえれば幸いである。
※この記事はトルー杯( トルー杯のご案内 - 起床と就寝の繰り返し )に応募しています