結婚式のウェルカムボードを光らせた

先日結婚式を挙げた。雨男なので心配だったが、当日はぎりぎり曇りで助かった(二次会はめちゃくちゃ雨に降られたけど) 。

で、当日までに色々準備をしたわけだけども、ウェルカムボードというのがあるじゃないですか。受付に置いてあるやつ。
せっかくならあれを一工夫してやりたいな~と思った結果、ラズパイとarduinoを内蔵したやつが生まれたので概要を残しておきたい。

まずは動作の様子を見てほしい。

写真のスライドショーを常時流すようにした。それとは別にケーキに入刀すると文字のところが光る。
来てくれた人が体験出来るといいかなと思って、インタラクティブ性を持たせることにした。まぁ、入刀すると光るだけなのだけど…。


スライドショーはラズパイで流している。ちょっと前にラズパイ用の液晶画面の決定版みたいなのが紹介されていたので、それを使っている。
液晶については下記のエントリを見てほしい。これ最高なんでラズパイ使ってる人は買って損はないと思う。

karaage.hatenadiary.jp


また、動画はラズパイの電源を入れたら自動で流れるようにした。やり方は下記エントリを参考にすると良い。

nomolk.hatenablog.com


当日は僕がウェルカムボードをさわることが出来ないので、なるべくメンテフリーにする必要があった。なので、ラズパイの電源を入れる(=コンセントを挿す)だけで動画が流れる仕組みが簡単に出来たのはかなり安心感があった。


次は光る方の仕組みだ。
スイッチサイエンスで売っているテープLEDをAdafruitのNeoPixel Libraryというarduinoライブラリで光らせている。このライブラリ、めちゃめちゃ便利だ。

www.switch-science.com

github.com

光らせ方はadafruitのサンプルをちょっと変えただけになったけど、派手に光ってすごいことをしてる風に見えたためこれでいいか…となった。
ほんとはラズパイのスライドショーと連動したりするのを考えたのだけど、他にも色々準備しないといけなかったので妥協した。

LEDの上にクッキングシートをかぶせたら、提灯みたいに明かりが透けていい感じになったのでマネしてほしい。


ケーキの方は単にスイッチになっている。
スイッチは100均で売っているLED付きの大きいものを使った。披露宴・二次会とかなり押されることが予想されたので、スイッチは自作でなく製品を使う選択をした。100均といえどもその辺は安心だった。

minkara.carview.co.jp
※写真を撮り忘れたので他の方のブログから引用。「ダイソー プッシュライト」で検索したら出てくるやつ。

このスイッチはずっと使ってみたくて、ようやく使えて良かった。バラすのも簡単だし単にスイッチとして使うのなら結構いい選択だと思う。
手でばーんと押すような状況があったら、千石で大きめのボタンスイッチを買うよりいいと思う。
持ち運びのときはスイッチを外したのだけど、極性がないので線とコネクタをつないでください、とお願いするだけで良かったのも運用面で助かった。


そうそう、板はMDF材をダイソーで買ってレーザーカッターでカットした。ダイソーは大きめの店舗へ行くとMDF材のサイズが豊富でうれしい。
740*500mmの穴を空けるとラズパイの液晶画面がぴったり来る。

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レーザーカッターが会社にあってラッキーだった図。


そんなこんなで出来たウェルカムボードは結構な人に体験してもらえたようだ。
終わったあとの紙粘土のケーキがだいぶへこんでいた。

起動しやすい・壊れにくい・バラしやすいという、Maker Faireなどで培われた僕の運用ノウハウが詰まったウェルカムボードが出来て満足している。
あと光るのは派手にやっとけばかっこよくなるので良い。あまり光り物に手を出してないのだけど、いい経験になった。

このあと世界初の結婚式ヘボコンを二次会で開催して、人生でもベスト3に入る勢いで盛り上がったのだけど、それは今度のデイリーポータルZの記事で。