Processing+OpenCVで顔検出を使ったり強いられたりする方法

一昨日のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/stamefusa/20120115/1326636719)で追記した内容があまりにも不親切なので、こちらでまとめます。
※これでも動くかわからないので、もしダメだったらごめんなさい。
以下の手順はWindows XPMac OS X Lionでテスト済みです。

Processingのインストール

下記のURLからProcessing 1.5.1をダウンロードし、解凍します。
Download \ Processing.org

  • Windows:Cドライブ直下に置きます。たぶん日本語が入らないパスなら大丈夫。
  • Mac:普通にアプリケーションディレクトリに置けばOKかと。

ここでSketchbookの場所を確認。Processingを起動して、

  • Windows:File→Preference
  • Mac:Processing→環境設定

を選択し、一番上に出ている「Sketchbook location」を確認します。
ここではデフォルトのまま、

  • Windows:C:\Documents and Settings\ユーザ名)\My Documents\Processing
  • Mac:/Users/(ユーザ名)/Documents/Processing

であるとします。以降ここを便宜上「Sketchbookフォルダ」と呼びます。

OpenCVのインストール

下記を参考にしながら進めます。
OPENCV \ library

まずはOpenCV本体のインストール。

次にOpenCVのライブラリをインストール。
の前に、先ほど確認したSketchbookフォルダの下に「libraries」というフォルダを作成します。
http://ubaa.net/shared/processing/opencv/download/opencv_01.zipをダウンロードし、展開してできた「OpenCV」という名前のフォルダを「libraries」フォルダに移動します。

Processingを起動して、「Sketch→Import library...」を選択した一番最後に「OpenCV」が出ていればOKです。

OpenCVのサンプルファイルを実行してみる

http://ubaa.net/shared/processing/opencv/download/opencv_examples.zipから持ってきます。
解凍して出来る「OpenCV examples」フォルダをSketchbookフォルダに移動します。
これでサンプルファイルが実行出来るはずです。pdeファイルを開いて実行してみましょう。

Windowsのみ必要な作業?※
Windowsでは肝心の「face_detection」のみ準備が必要です。
「face_detection」フォルダにhaarcascade_frontalface_alt.xmlをコピーします。
このファイルはC:\Program Files\OpenCV\data\haarcascadesに置いてあります。
この作業はMacでは必要なかったのですが、Windowsだと必要みたいです。

強いられてみる

ここまで問題なく動作すれば大丈夫なはずです。
強いられるプログラムを下記からダウンロードし、Sketchbookフォルダに移動します。
http://www1.axfc.net/uploader/File/so/74118.zip

pdeファイルと先ほどのhaarcascade_frontalface_alt.xmlを入れてあります。
実行してみてください。これできっと出来るはず。